長年の経営者 Alexander P. Desch氏を偲ぶ

当社の長年の経営者であるAlexander P. Deschが、2023年1月21日に76歳で逝去しました。Alexander P. Deschは、40年以上にわたって当社をリードしてきました。

Alexander P. Deschは経営者として先見の明と勇気を発揮し、会社を率いて転換期を乗り越え、DESCH Antriebstechnikが生まれ変わりました。55年前、1967年に工学士Heinrich Desch jun.が急逝した後、創業者の孫であるAlexander P. Deschはわずか21歳で約500人の従業員を抱える会社を引き継ぎました。そして42年間、ドライブとシステムソリューションのスペシャリストとして会社を成功に導いてきました。Alexander P. DeschはDeschグループの技術革新を推進し続け、製品のラインナップを広げました。

彼の多大なる献身、絶え間ない革新と国際化により、Deschは現在の世界的な地位を獲得しました。Alexander P. Deschの企業活動の信念は、責任感、チームワークであり、そして一貫した従業員の育成、常に従業員の幸福を念頭に置いていました。

Alexander P. Deschは早い段階から先を見越し、会社の世代交代に着手しました。2009年、彼は会社の経営を一族の四代目Hendrik Deschに譲りました。2013年にはOlaf Deschが経営に加わり、2022年に会社の経営を引き継ぎました。Alexander P. Deschは退任後も顧問役として会社を支えてきました。2019年から日本電産シンポ株式会社がDESCH Antriebstechnikの大株主となりました。

Alexander P. Deschは社会的な活動にも力を入れており、ドイツ駆動技術協会の経営委員を33年間務めました。数十年にわたり、中小企業を代表し、ドイツ駆動技術協会が開催する国内および国際見本市の形作りにおいて重要な役割を担いました。また、地域ビジネス団体Westfalen Mitte e.V.やGemeinschafts-Lehrwerkstatt Arnsberg GmbH(コミュニティ教育ワークショップ)の顧問として長年活躍してきました。

私生活でも、Alexander P. Deschは、多くの団体やクラブに積極的に参加しました。特に、ネーハイム・ヒュステン馬飼育・乗馬・馬車運転クラブでは、熱心な乗馬家・会長として活躍しました。このため、彼は数十年にわたる献身的な活動を経て、名誉会長の称号を与えられました。その他にも、Kirmesgesellschaft Hüsten(=地元の遊園地運営団体)、Jägerverein Neheim 1834 e.V.(=地元の猟友会)、Schützenbruderschaft St.Georg Oelinghauser Heide 1875 Dreisborn e.V. (=地元の射撃クラブ)などの活動に尽力しました。

Deschグループの従業員一同は、長年の経営者であるAlexander P. Deschの死を悼み、Deschのご家族に深い悲しみと心からの哀悼の意を表します。

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